どうも調子が悪い…
多忙続きの日々がひと段落して、ホッと一息のはずなのに
達成感やリラックス感よりも
疲労感と焦りのような嫌な気分。
燃え尽き気味なのか…??
猛暑のせいで調子が出ないのか…??
この1年ほど私の人生は本当に苦しく厳しく困難だった。
今もその状況にあまり変化はないけれど
なんとなく慣れた気がしていた。
…が、自分の闇ばかりフォーカスしてきたこの1年の中で
積もった心の澱は簡単に解消されるものではないみたい。
歳を重ねてきた自分の肉体の変化のせいもあるだろう。
どこにいても、何をしていても、不安定な感覚がつきまとう。
香りについて思いを巡らせたり、創作しているとき以外は…。
ひと月前になってしまいますが、「花」をテーマにした
クラシックのライブイベントに香りのデザインと演出で
飛び入り参加させていただいた。
Salon de jouir et bonheur
↑イベント詳細は、こちらをご覧ください。
ヴァイオリンとピアノの音色が美しい旋律を奏でると
会場は優雅な雰囲気に包まれ、心を解いていくような
癒しの空気が広がっていた。

やはり、ライブの演奏は特に演者のエネルギーが
ダイレクトに場にいる人に伝わり心に響くのだと思う。
音楽に限らず、アートも同じ。
そして、香りは場にいなければ体感できない。
香りそのものがエネルギーであるともいえるかも。

香りの空間演出は、通常、演出する空間(環境)の中で
調和することがとても重要だと思う。
空間に存在するあらゆる要素と自然になじむこと。
イベント性の強い演出では少し別な場合もあるけれど。
今回は、「花」をテーマにしているとのお話だったので
ローズやラベンダーなどフローラル系に
ユーカリなどスッキリとした印象の精油を使い
華やかでエレガント、且つ、軽やかな香りを制作。
会場のエントランスでおもてなしとして香らせた。

香りの演出の効果は、来場者のみならず出演者の心にも響くこと。
緊張をほぐしてベストなパフォーマンスを発揮するための
手段にもなりうる。
そして香りと演奏が最高のかたちで交わった時、より一層特別で
素晴らしい時間と空間を堪能できると私は信じている。
前から書いているけれど、イベントの香り演出は
やり直しのきかない一発勝負で毎回緊張する。
それでも、体感した人の反応がすぐに返ってくるから
やりがいもある。
今回も訪れた方々の心に何か残るようなひとときであったら
嬉しく思います。
今年はこれまでのところ、違ったタイプの香りをつくる
機会に恵まれている。
本当にありがたい限り。
困難な状況のなかで数少ない救いのひとつになっているかな。

多忙続きの日々がひと段落して、ホッと一息のはずなのに
達成感やリラックス感よりも
疲労感と焦りのような嫌な気分。
燃え尽き気味なのか…??
猛暑のせいで調子が出ないのか…??
この1年ほど私の人生は本当に苦しく厳しく困難だった。
今もその状況にあまり変化はないけれど
なんとなく慣れた気がしていた。
…が、自分の闇ばかりフォーカスしてきたこの1年の中で
積もった心の澱は簡単に解消されるものではないみたい。
歳を重ねてきた自分の肉体の変化のせいもあるだろう。
どこにいても、何をしていても、不安定な感覚がつきまとう。
香りについて思いを巡らせたり、創作しているとき以外は…。
ひと月前になってしまいますが、「花」をテーマにした
クラシックのライブイベントに香りのデザインと演出で
飛び入り参加させていただいた。
Salon de jouir et bonheur
↑イベント詳細は、こちらをご覧ください。
ヴァイオリンとピアノの音色が美しい旋律を奏でると
会場は優雅な雰囲気に包まれ、心を解いていくような
癒しの空気が広がっていた。

やはり、ライブの演奏は特に演者のエネルギーが
ダイレクトに場にいる人に伝わり心に響くのだと思う。
音楽に限らず、アートも同じ。
そして、香りは場にいなければ体感できない。
香りそのものがエネルギーであるともいえるかも。

香りの空間演出は、通常、演出する空間(環境)の中で
調和することがとても重要だと思う。
空間に存在するあらゆる要素と自然になじむこと。
イベント性の強い演出では少し別な場合もあるけれど。
今回は、「花」をテーマにしているとのお話だったので
ローズやラベンダーなどフローラル系に
ユーカリなどスッキリとした印象の精油を使い
華やかでエレガント、且つ、軽やかな香りを制作。
会場のエントランスでおもてなしとして香らせた。

香りの演出の効果は、来場者のみならず出演者の心にも響くこと。
緊張をほぐしてベストなパフォーマンスを発揮するための
手段にもなりうる。
そして香りと演奏が最高のかたちで交わった時、より一層特別で
素晴らしい時間と空間を堪能できると私は信じている。
前から書いているけれど、イベントの香り演出は
やり直しのきかない一発勝負で毎回緊張する。
それでも、体感した人の反応がすぐに返ってくるから
やりがいもある。
今回も訪れた方々の心に何か残るようなひとときであったら
嬉しく思います。
今年はこれまでのところ、違ったタイプの香りをつくる
機会に恵まれている。
本当にありがたい限り。
困難な状況のなかで数少ない救いのひとつになっているかな。

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ずっと「一度嗅いでみたい!」と願っていた香りと
思いがけず出会う機会に恵まれた。
“りゅうぜんこう(龍涎香)”=“アンバーグリス”という
マッコウクジラの結石から抽出される非常に珍しい天然の動物性香料。
ワシントン条約で取引が制限されている今、
希少で極めて高価な天然の動物性香料を
一般の人が手に入れることはほぼ不可能。
香料を扱っている企業の人でさえ
めったにお目にかかれないとか。
その香りを試香するのは無理かもしれない…
と、半ばあきらめていた。
ある香りのワークショップで出会った憧れの香りは、
想像以上、期待以上のものだった。
ラブダナム(シストローズ、ロックローズetc…)とよく似ているが
とてもソフトでほのかに温かく、ふわりとした品の良い質感なのに
神秘的な甘さを伴ったうっとりするような香りが
心身にゆっくり深く浸透して、静けさと心地よさを誘う。
言葉で説明するのは本当に難しいけれど心から感動。
こんな陳腐な表現しかできなくてすみません。
1週間たった今もムエットに魅惑的な香りを残している。
とても力強い香りでもあるのです。
いつも、天然の動物性香料を発見した
人間の探求心と好奇心に驚かされる。
ムスクなども香料が抽出される部分自体は強烈な獣臭で
エレガントな印象の香りからは程遠い。
世の中にはまだまだ未知の素晴らしい香りが
隠れているのかもしれない。
未知の香りに出会うたび、また香りの世界に魅了され
新鮮な気持ちで香りと向き合うことができる。

なるべく香りが消えないように頑丈に(?)ガード
思いがけず出会う機会に恵まれた。
“りゅうぜんこう(龍涎香)”=“アンバーグリス”という
マッコウクジラの結石から抽出される非常に珍しい天然の動物性香料。
ワシントン条約で取引が制限されている今、
希少で極めて高価な天然の動物性香料を
一般の人が手に入れることはほぼ不可能。
香料を扱っている企業の人でさえ
めったにお目にかかれないとか。
その香りを試香するのは無理かもしれない…
と、半ばあきらめていた。
ある香りのワークショップで出会った憧れの香りは、
想像以上、期待以上のものだった。
ラブダナム(シストローズ、ロックローズetc…)とよく似ているが
とてもソフトでほのかに温かく、ふわりとした品の良い質感なのに
神秘的な甘さを伴ったうっとりするような香りが
心身にゆっくり深く浸透して、静けさと心地よさを誘う。
言葉で説明するのは本当に難しいけれど心から感動。
こんな陳腐な表現しかできなくてすみません。
1週間たった今もムエットに魅惑的な香りを残している。
とても力強い香りでもあるのです。
いつも、天然の動物性香料を発見した
人間の探求心と好奇心に驚かされる。
ムスクなども香料が抽出される部分自体は強烈な獣臭で
エレガントな印象の香りからは程遠い。
世の中にはまだまだ未知の素晴らしい香りが
隠れているのかもしれない。
未知の香りに出会うたび、また香りの世界に魅了され
新鮮な気持ちで香りと向き合うことができる。

なるべく香りが消えないように頑丈に(?)ガード
日本国内でも、世界各地でも、
その土地土地に特有の匂いや空気感がある。
旅に出ると目に入る様々な光景に意識が集中するけれど
匂いや空気は無意識に私たちの記憶に刻み込まれ
ふとしたときに鮮やかに蘇る。
静かだけれど、大きなパワーをもっています。
「軽井沢」をイメージする香りをつくりました。
タイトルは「軽井沢の香り~モミの森~ Fir forest cuvee Karuizawa 2016」
香りを嗅ぐ人が軽井沢を散策している気分を味わったり
イメージをふくらませて、軽井沢の風景や思い出を想起する
きっかけとなる香り、心に残る香りというコンセプト。
素材は、軽井沢のモミの木から抽出した精油と蒸留水がメイン。
シダーウッドやユーカリ、プチグレンをブレンドして
モミの香り高さをさらに引き出し、活かしつつ
空間への広がり方にも配慮しました。
軽井沢産のモミの精油はフレッシュで力強く
ビビッドで濃厚なグリーン調の香り。
軽井沢モミ単体でもとても品質が良く美しい香りで、
これまで嗅いだファーニードル(モミ)の中でも
指折りの素晴らしい香り、という印象。
空間に香りを広げて演出する場合、単一の精油よりも
他の香りとブレンドしたほうが
あらゆる面で良い雰囲気、空気感を創り出すことができます。
今回は、ナチュラルな印象をキープしたかったので
なるべくシンプルな組み合わせのブレンドに。
嗅ぎ疲れない、何度も嗅ぎたくなる、そして
軽井沢を訪れたくなる香り、をめざしてつくりました。

こちらは軽井沢産モミの蒸留水。精油より軽やかな香り。
先日開かれた「ウェルネス経営協議会」において
「軽井沢の香り~モミの森~」の演出機会をいただきました。
軽井沢観光協会会長の講演などもあり、
香りがよいかたちで軽井沢のアピールになっていたら
嬉しい限りです。
「良い香りですね!」と大変好評でした。

協議会の開場からエントランスにておもてなしとして
香りの演出を行い、開催中も引き続き会場全体に
香りを広げるかたちで演出。
比較的オープンなスペースで会場も広かったこともあり
全体に香りが行き渡るまで少し時間を要しましたが
会が進むにつれて爽やかな香りが広がって
会場が心地よい癒しの空気に包まれました。
空気清浄効果をもつ精油のブレンドでもあるため
スッキリとしたクリアな空気も感じられ
清々しさと静けさや落ち着きを併せもつ
上質な軽井沢の雰囲気を体感いただけたかな、と。

今回の香りづくりでは、私自身、新しい発見や気づきがあり
印象深い制作となりました。
香りをつくるとき、なるべくあらゆる可能性に
オープンでいようと思っていても、
慣れてくるとこれまでの経験や自分の固定観念に
縛られていることすら気づけないときもあったりすると
この制作を通じて感じたのです。
それもとても些細なことで、
「なんで今まで気づかなかったの!?」と
思うようなことだったりして…
頭を心をやわらかくしておきたいものだと痛感し
また香りをつくっていこうと思うのです。
その土地土地に特有の匂いや空気感がある。
旅に出ると目に入る様々な光景に意識が集中するけれど
匂いや空気は無意識に私たちの記憶に刻み込まれ
ふとしたときに鮮やかに蘇る。
静かだけれど、大きなパワーをもっています。
「軽井沢」をイメージする香りをつくりました。
タイトルは「軽井沢の香り~モミの森~ Fir forest cuvee Karuizawa 2016」
香りを嗅ぐ人が軽井沢を散策している気分を味わったり
イメージをふくらませて、軽井沢の風景や思い出を想起する
きっかけとなる香り、心に残る香りというコンセプト。
素材は、軽井沢のモミの木から抽出した精油と蒸留水がメイン。
シダーウッドやユーカリ、プチグレンをブレンドして
モミの香り高さをさらに引き出し、活かしつつ
空間への広がり方にも配慮しました。
軽井沢産のモミの精油はフレッシュで力強く
ビビッドで濃厚なグリーン調の香り。
軽井沢モミ単体でもとても品質が良く美しい香りで、
これまで嗅いだファーニードル(モミ)の中でも
指折りの素晴らしい香り、という印象。
空間に香りを広げて演出する場合、単一の精油よりも
他の香りとブレンドしたほうが
あらゆる面で良い雰囲気、空気感を創り出すことができます。
今回は、ナチュラルな印象をキープしたかったので
なるべくシンプルな組み合わせのブレンドに。
嗅ぎ疲れない、何度も嗅ぎたくなる、そして
軽井沢を訪れたくなる香り、をめざしてつくりました。

こちらは軽井沢産モミの蒸留水。精油より軽やかな香り。
先日開かれた「ウェルネス経営協議会」において
「軽井沢の香り~モミの森~」の演出機会をいただきました。
軽井沢観光協会会長の講演などもあり、
香りがよいかたちで軽井沢のアピールになっていたら
嬉しい限りです。
「良い香りですね!」と大変好評でした。

協議会の開場からエントランスにておもてなしとして
香りの演出を行い、開催中も引き続き会場全体に
香りを広げるかたちで演出。
比較的オープンなスペースで会場も広かったこともあり
全体に香りが行き渡るまで少し時間を要しましたが
会が進むにつれて爽やかな香りが広がって
会場が心地よい癒しの空気に包まれました。
空気清浄効果をもつ精油のブレンドでもあるため
スッキリとしたクリアな空気も感じられ
清々しさと静けさや落ち着きを併せもつ
上質な軽井沢の雰囲気を体感いただけたかな、と。

今回の香りづくりでは、私自身、新しい発見や気づきがあり
印象深い制作となりました。
香りをつくるとき、なるべくあらゆる可能性に
オープンでいようと思っていても、
慣れてくるとこれまでの経験や自分の固定観念に
縛られていることすら気づけないときもあったりすると
この制作を通じて感じたのです。
それもとても些細なことで、
「なんで今まで気づかなかったの!?」と
思うようなことだったりして…
頭を心をやわらかくしておきたいものだと痛感し
また香りをつくっていこうと思うのです。
双子の男の子を出産した友人のお祝いに香りをプレゼント。
2種類の香りをつくりました。
2つセットで「Brightness」と名付けたその香りは
個々がそれぞれ独立した個性をもちながら
2つを掛け合わせると新たな香りが生まれるという
発展的な可能性をもったもので
双子ちゃんたちの希望に満ちた光り輝く未来と
末永い幸福や繁栄の願いを込めました。
“Brightness vol.1”は、レモンをメインにした柑橘系。
明るく元気ではつらつとした印象のフレッシュな香り。
“Brightness vol.2”は、ペパーミントをメインにしたハーブ系。
ピュアで聡明、爽快感の中に落ち着きも感じられる清潔感ある香り。
そして、2つの香りがブレンドされたとき
双子ちゃんたちの人生を照らす“光”を感じられるように
つくられています。

vol.1、vol.2ともに3種類ずつの精油が入ったとてもシンプルで
親しみのある香り。
どちらかが主張しすぎたり、逆に弱すぎたりすることなく
お互いを支えあったり、補い合ったりしながら
どちらの香りをメインにしても、
それぞれの良さが引き立つようなブレンドができるはず。
日常使いはもちろん、人生の節目などの大切なときに
ぜひ香りの記憶とともにたくさんの思い出を
つくっていってもらえたら、と思う次第です。
この香りに関しては、あまり迷うことなく
すぐにコンセプトやインスピレーションが頭に浮かんできて
割と早くイメージしたとおりの香りができあがった。
友人に香りを確認してもらうことなく、私の独断で決定したので
気に入ってもらえるかちょっとドキドキ。
でも今年はほとんど香りをつくっていなくて
久しぶりにつくったものがお祝いの香りということで、
しかもイイ感じのものができたので
前向きな気分でまた香り制作にも取りかかれるかな。

2種類の香りをつくりました。
2つセットで「Brightness」と名付けたその香りは
個々がそれぞれ独立した個性をもちながら
2つを掛け合わせると新たな香りが生まれるという
発展的な可能性をもったもので
双子ちゃんたちの希望に満ちた光り輝く未来と
末永い幸福や繁栄の願いを込めました。
“Brightness vol.1”は、レモンをメインにした柑橘系。
明るく元気ではつらつとした印象のフレッシュな香り。
“Brightness vol.2”は、ペパーミントをメインにしたハーブ系。
ピュアで聡明、爽快感の中に落ち着きも感じられる清潔感ある香り。
そして、2つの香りがブレンドされたとき
双子ちゃんたちの人生を照らす“光”を感じられるように
つくられています。

vol.1、vol.2ともに3種類ずつの精油が入ったとてもシンプルで
親しみのある香り。
どちらかが主張しすぎたり、逆に弱すぎたりすることなく
お互いを支えあったり、補い合ったりしながら
どちらの香りをメインにしても、
それぞれの良さが引き立つようなブレンドができるはず。
日常使いはもちろん、人生の節目などの大切なときに
ぜひ香りの記憶とともにたくさんの思い出を
つくっていってもらえたら、と思う次第です。
この香りに関しては、あまり迷うことなく
すぐにコンセプトやインスピレーションが頭に浮かんできて
割と早くイメージしたとおりの香りができあがった。
友人に香りを確認してもらうことなく、私の独断で決定したので
気に入ってもらえるかちょっとドキドキ。
でも今年はほとんど香りをつくっていなくて
久しぶりにつくったものがお祝いの香りということで、
しかもイイ感じのものができたので
前向きな気分でまた香り制作にも取りかかれるかな。
