憧れのアンバーグリス

 07, 2017 14:52
ずっと「一度嗅いでみたい!」と願っていた香りと

思いがけず出会う機会に恵まれた。




“りゅうぜんこう(龍涎香)”=“アンバーグリス”という

マッコウクジラの結石から抽出される非常に珍しい天然の動物性香料。




ワシントン条約で取引が制限されている今、

希少で極めて高価な天然の動物性香料を

一般の人が手に入れることはほぼ不可能。



香料を扱っている企業の人でさえ

めったにお目にかかれないとか。



その香りを試香するのは無理かもしれない…

と、半ばあきらめていた。




ある香りのワークショップで出会った憧れの香りは、

想像以上、期待以上のものだった。


ラブダナム(シストローズ、ロックローズetc…)とよく似ているが

とてもソフトでほのかに温かく、ふわりとした品の良い質感なのに

神秘的な甘さを伴ったうっとりするような香りが

心身にゆっくり深く浸透して、静けさと心地よさを誘う。



言葉で説明するのは本当に難しいけれど心から感動。



こんな陳腐な表現しかできなくてすみません。



1週間たった今もムエットに魅惑的な香りを残している。

とても力強い香りでもあるのです。




いつも、天然の動物性香料を発見した

人間の探求心と好奇心に驚かされる。



ムスクなども香料が抽出される部分自体は強烈な獣臭で

エレガントな印象の香りからは程遠い。



世の中にはまだまだ未知の素晴らしい香りが

隠れているのかもしれない。



未知の香りに出会うたび、また香りの世界に魅了され

新鮮な気持ちで香りと向き合うことができる。


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なるべく香りが消えないように頑丈に(?)ガード

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軽井沢の香り~モミの森~

 10, 2017 15:20
日本国内でも、世界各地でも、

その土地土地に特有の匂いや空気感がある。



旅に出ると目に入る様々な光景に意識が集中するけれど

匂いや空気は無意識に私たちの記憶に刻み込まれ

ふとしたときに鮮やかに蘇る。



静かだけれど、大きなパワーをもっています。




「軽井沢」をイメージする香りをつくりました。

タイトルは「軽井沢の香り~モミの森~ Fir forest cuvee Karuizawa 2016」



香りを嗅ぐ人が軽井沢を散策している気分を味わったり

イメージをふくらませて、軽井沢の風景や思い出を想起する

きっかけとなる香り、心に残る香りというコンセプト。



素材は、軽井沢のモミの木から抽出した精油と蒸留水がメイン。

シダーウッドやユーカリ、プチグレンをブレンドして

モミの香り高さをさらに引き出し、活かしつつ

空間への広がり方にも配慮しました。



軽井沢産のモミの精油はフレッシュで力強く

ビビッドで濃厚なグリーン調の香り。


軽井沢モミ単体でもとても品質が良く美しい香りで、

これまで嗅いだファーニードル(モミ)の中でも

指折りの素晴らしい香り、という印象。




空間に香りを広げて演出する場合、単一の精油よりも

他の香りとブレンドしたほうが

あらゆる面で良い雰囲気、空気感を創り出すことができます。



今回は、ナチュラルな印象をキープしたかったので

なるべくシンプルな組み合わせのブレンドに。



嗅ぎ疲れない、何度も嗅ぎたくなる、そして

軽井沢を訪れたくなる香り、をめざしてつくりました。

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こちらは軽井沢産モミの蒸留水。精油より軽やかな香り。




先日開かれた「ウェルネス経営協議会」において

「軽井沢の香り~モミの森~」の演出機会をいただきました。



軽井沢観光協会会長の講演などもあり、

香りがよいかたちで軽井沢のアピールになっていたら

嬉しい限りです。



「良い香りですね!」と大変好評でした。

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協議会の開場からエントランスにておもてなしとして

香りの演出を行い、開催中も引き続き会場全体に

香りを広げるかたちで演出。



比較的オープンなスペースで会場も広かったこともあり

全体に香りが行き渡るまで少し時間を要しましたが

会が進むにつれて爽やかな香りが広がって

会場が心地よい癒しの空気に包まれました。



空気清浄効果をもつ精油のブレンドでもあるため

スッキリとしたクリアな空気も感じられ

清々しさと静けさや落ち着きを併せもつ

上質な軽井沢の雰囲気を体感いただけたかな、と。

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今回の香りづくりでは、私自身、新しい発見や気づきがあり

印象深い制作となりました。



香りをつくるとき、なるべくあらゆる可能性に

オープンでいようと思っていても、

慣れてくるとこれまでの経験や自分の固定観念に

縛られていることすら気づけないときもあったりすると

この制作を通じて感じたのです。



それもとても些細なことで、

「なんで今まで気づかなかったの!?」と

思うようなことだったりして…



頭を心をやわらかくしておきたいものだと痛感し

また香りをつくっていこうと思うのです。



双子の兄弟への香り ~Brightness~

 23, 2016 17:30
双子の男の子を出産した友人のお祝いに香りをプレゼント。



2種類の香りをつくりました。



2つセットで「Brightness」と名付けたその香りは

個々がそれぞれ独立した個性をもちながら

2つを掛け合わせると新たな香りが生まれるという

発展的な可能性をもったもので

双子ちゃんたちの希望に満ちた光り輝く未来と

末永い幸福や繁栄の願いを込めました。




“Brightness vol.1”は、レモンをメインにした柑橘系。

明るく元気ではつらつとした印象のフレッシュな香り。



“Brightness vol.2”は、ペパーミントをメインにしたハーブ系。

ピュアで聡明、爽快感の中に落ち着きも感じられる清潔感ある香り。




そして、2つの香りがブレンドされたとき

双子ちゃんたちの人生を照らす“光”を感じられるように

つくられています。

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vol.1、vol.2ともに3種類ずつの精油が入ったとてもシンプルで

親しみのある香り。



どちらかが主張しすぎたり、逆に弱すぎたりすることなく

お互いを支えあったり、補い合ったりしながら

どちらの香りをメインにしても、

それぞれの良さが引き立つようなブレンドができるはず。




日常使いはもちろん、人生の節目などの大切なときに

ぜひ香りの記憶とともにたくさんの思い出を

つくっていってもらえたら、と思う次第です。




この香りに関しては、あまり迷うことなく

すぐにコンセプトやインスピレーションが頭に浮かんできて

割と早くイメージしたとおりの香りができあがった。




友人に香りを確認してもらうことなく、私の独断で決定したので

気に入ってもらえるかちょっとドキドキ。




でも今年はほとんど香りをつくっていなくて

久しぶりにつくったものがお祝いの香りということで、

しかもイイ感じのものができたので

前向きな気分でまた香り制作にも取りかかれるかな。


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1年後の月

 16, 2016 22:21
十五夜だった昨日。




ちょうど1年ほど前に「月とジュニパー」というタイトルで

ブログの記事を書いていたことを思い出した。




そのときは、とても幻想的でミステリアスな印象を月に見ていたよう。




昨日の月は、もっと明るく力強い白い光を放って周囲を照らし

堂々と輝いているように見えた。




月と夜空のコントラストが自分の今の状況に重なるようにも感じた。





今年はここまでひどい年だった。




もちろん良いことも、楽しいことも、喜びもあったけれど

それを完全に覆いつくしてしまうほどの

辛く厳しい出来事や状況が続いた。




ほぼ心が折れかけ、荒んでしまった。




その状況は今もあまり変わっていない。

多少“まし”になりつつあるけれど。





昨日の月は、静かに暗闇を照らしひときわ大きかった。

穏やかだけど、月なりの力強さで私を照らして

心を癒してくれるようだった。




星のようなキラキラした輝きはないけれど

そっと寄り添い、どこか包み込むような柔らかさが

疲れた心に響いてくる。




昨日の月の香りイメージは、ジュニパーにレモン、ユズなどの

柑橘系がもつ明るさと親しみと希望が感じられた。




友人たちと楽しく食事をした帰りにふと見上げた空を

明るく照らしていた月が

ひととき、私の心や未来に希望をもたせてくれたかも。


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写真に写る月は寂しげだけれど。




来年の十五夜の月は、どんな光を私に投げかけてくれるだろう。


耳鼻科の待合室で

 18, 2016 23:25
本格的な花粉シーズンを前に耳鼻科へ。



すでに私の花粉センサーは反応を始めていたものの

まだ昨年いただいた点鼻薬のみで症状を抑えることが

できていました。


鼻が利かないと全く仕事にならないので

薬は欠かせません。


なにせ花粉症歴30年以上!

かなりのベテランです。(笑)


即効性のある根本的な花粉症の治療法を早く開発

してほしい!!



考えてみると、長い花粉症歴の中で症状の出始めた頃

が一番ひどくて辛かったかも。


知り合いの紹介で通い始めた耳鼻科でいただく薬が

私の体質に合ったようで、以後、劇的に症状が

楽になりました。

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※イメージ画像です。


その耳鼻科に通い始めてかれこれ25~6年。

今年行ってみると建て替えられて新しくなっていました。


以前は古い洋館のようなつくりで、きっと建てた

当時はモダンだったであろう様式の建物が

時を経て、“イイ感じ”で味わいのあるレトロな

雰囲気を醸し出していました。



建て替えられた病院は昔の面影が完全になくなり

同じ病院とは思えないほどの変貌ぶり。


あまりの変わりようにちょっと面喰って

勝手がわからずあたふたしちゃいました。汗



全てが新しく、清潔で、機能的。

前に比べたらはるかに快適といえば快適。


でも、まだなんだか落ち着かない。

その場に漂う空気がなじんでいないというか。


病院特有の空気感というのがあるとしても、

そういうものとはまた違うちょっとした違和感。

院内に残る新しい建材の匂いがさらにそれを

強調しているようでした。


先生も、看護士さんはじめスタッフのみなさん、

患者さんも含めて、利用する人達はほとんど

以前と変わっていないはずで、あいかわらず混雑

しているのに、そこには前と同じ空気はなく

新たな風景をつくりだしている。


昔の雰囲気わりと好きだったから少し寂しいな。


これからまた時を重ねるにつれ、人とモノが

つくりだす空気がなじんで落ち着き、

“いつも”の空気になっていくのでしょう。



香りの空間演出で、「あまり香らない」というときが

ありますが、香りの濃度が低いとか、空気環境のせいとか

ずっと嗅いでいて鼻が慣れてしまうなど、原因は

いくつか考えられます。

でもネガティブな理由ばかりでなく、香りが場の空気に

完全になじんだ証拠でもあるかもしれない
、と待合室で

順番を待ちながらふと思いました。



1年のうち、この時期しか行かない耳鼻科。

来年の今頃はどんな空気を醸し出しているかな。





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ふわふわな空気感のイメージ。


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